第24候「麦秋至る」
本日からの七十二候は、第24候「麦秋至る」。
麦が実り畑一面が黄金色になる時期です。
晩秋から初冬に蒔いた麦が、
収穫を迎えるこの時期を「麦秋(ばくしゅう)」といいます。
麦にとっての実りの秋という時候のことです。
まさしく小麦色になった麦の穂を揺らす風を
「麦嵐(むぎあらし)」と呼んだり、「麦の秋風」とも呼びます。
そんなに強くない心地よい風ですが、
風にそよぐ穂が「麦の波」と呼ぶように揺れるので嵐というのでしょう。
また明日6月1日は夏服への衣替えの時期ですね。
10月1日は冬服に衣替えするのですがこの慣習は明治以降の話。
江戸時代の衣替えは年4回もあったそうです。
武家社会ではこの季節、5月5日から8月末までは
「帷子(かたびら)」という裏地なしの単仕立ての着物を着る頃でした。
4月1日から5月4日と、9月1日から9月8日までは
「袷(あわせ)」という裏地付きの着物を着用し、
9月9日から3月末までは、「綿入れ」という
表布と裏布の間に綿を入れた着物を着ることが決まっていました。
そして、麦も収穫後には「麦わら帽子」として活躍する季節が
あっという間にやってきます。
なかなか外に出ずらい昨今。
江戸時代のようにしっかり衣替えをして
生活にメリハリをつけるのが良いかもですね。