第22候「蚕起きて桑を食う」
本日からの七十二候は、第22候「蚕起きて桑を食う」。
蚕が桑を盛んに食べ始める時期です。
江戸時代には全国で行われていた養蚕(ようさん)。
シルクロードからはじまり、
戦前は輸出までしていたジャパンシルクに至るまで、
日本の農家の多くが蚕を飼育していました。
蚕は、天の虫と記し、一匹を「一頭」と家畜のように数えるほど
人と関わりの深い生き物です。
この時期「桑」が初夏の光を浴びてたくさん茂ります。
蚕はそれを食べて大きく育ち、
ひと月後には白い糸を吐き出し繭になります。
この繭から美しい絹糸が生まれるのです。
二十四節気は、8番目の「小満(しょうまん)」に当たります。
植物が天に伸び、生き物は地に満ち始める時季。
昨年撒いた麦が実り収穫を迎えはじめる頃なので、
小さな満足から小満となったともいわれています。
生命が力強く溢れ、そのダイナミックな力を感じはじめる候。
人も上を向いて過ごしたいですね。